光永です。

今宵も皆様「密な話」へようこそ。

いや~またまた三連休ですね。
やっぱり体育の日なんで、運動会を開催している学校も多いんじゃないでしょうか。

しかし私、運動会にいい思い出がないんです。
というより、運動会を覚えていないんですよね(笑)。
何故でしょう?
わかりません。


…と、ここまで書いてたら一つ思い出した!



高校一年の体育祭。

種目の一つに「部活対抗リレー」というのがありました。

服装は各クラブのユニホームか制服、バトンは部活にゆかりのある物という、まあ息抜き的な種目な訳です。

演劇部だった私は、「演劇部では一年生から選ぶのが決まり」というのを先輩から聞き、出たくないが為にミーティングで影を潜めていたにも関わらず指名されてしまいました。

本当に嫌だったんですが、演劇部はユニホームは無いが衣裳はたくさんあるんで、毎年自分が着たい衣裳で仮装して走ると聞きテンションアップ。
私はここぞとばかりに「ドレス」を着ようとウキウキしてました。

何故なら高校は女子高。
その演劇部にいるって事は男役が必要。
入部して半年、私はずっと「男役」でした(しかも演劇部の初舞台の役は「おじさん刑事」!)。


舞台ではないとはいえ、念願の女役になれる。
しかも入部のきっかけだった「ドレスを着ること」がやっと実現する。
嬉しくて、部室の衣裳置き場で「どれにしようかな♪」とルンルンでドレスを物色していた時、先輩が言いました。






「あっ、光永さんは男役やからドレスあかんで。」






…えっ?



…今、何と?



…ドレスはあかんて言いはりました?



…嘘でっしゃろ?











なんでやぁぁぁ!



タカラヅカ的な発想ですか、それは?

いやいや、そんな芝居しませんやん、うちの演劇部。

男役ゆうても、まだ三回だけですやん!

まあ、まだ三回しか舞台に立ってませんけど。

何ですか、私は男役固定なんですか!

私はどうしてもドレスが着たいんじゃい!

着させてぇぇ~!!




…とは、先輩に言えるはずもなく、私のささやかな望みは、こうやって呆気なく消えていきました。


結局、やけくそになった私はピエロの衣裳に麦わら帽子という、意味不明な仮装で走ってやりましたよ。

おまけに校庭大爆笑で恥ずかしかったし。


そのやけくそ具合が良いのか悪いのか、その後演劇部を引退するまで私は「三枚目的な男役」でしたとさ。


ちゃんちゃん。





…ってか、今考えると、年頃の女の子が初舞台でおじさん役って凄いな…
男役なんて今じゃ殆ど出来ないし、貴重な経験してたんだなぁ~と思います。

演劇部時代のおバカ話はまだまだありますが、それはまた気が向いたら書こうかと思います。


そんなこんなでまたね。