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公演期間中は稽古場日誌
それ以外はメンバーによる徒然日記を更新

2013年08月

かばんとサンダルに引続き、キャリーケースまで壊れてしまい、まさにお札に羽が生えて飛んでいく…そんな映像がグルグルまわってる、三品です。

私は週末、勉強のために東京に行ってきました。

キャリーケースのキャスター部分に違和感を感じ、転がすというより、ずっと引きずってました。
重かった


東京では2日間、みっちり勉強してきました。
脳ミソが~


そして夜は、泊まったホテルの近くにTBSがあったので、必要なものを買いにいくついでに覗いてきました。

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半沢直樹、人気があるんですね。
私は一度も見たことありません(笑)


そして最終日は、こちらに行ってきました。

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そうです。小学館です。
あの、豪華なラクガキを見に行ってきました

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物凄い人で、整理券配ってはりました。
整理券をもらって並べば中に入れたのですが、さすがにそこまでの時間はなかったので、外から見るだけでしたが。

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あっという間の2日間でした。

さて、また勉強頑張ろう!!
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ども、オダです。
前半に引き続き、HPFの感想を書きます。
今回は、5校(関西福祉科学大学・大谷・堺西・千里・大阪産業大学附属)です。


関西福祉科学大学高校『主人公してみませんか?』

会場に入るなり、最近のアニソンが流れている。いかにも今時の高校生らしい。恋人にプロポーズできない冴えない男が、謎の魔女(実は妹)に異世界に連れていかれて勇者となってその世界を救うといった、最近のアニメでやっているようなストーリーだ。これは実は、妹が兄に自信をつけてもらおうと演劇部の仲間と結託して兄をだます、というとても演劇的などんでん返しが用意されているのだが、異世界に行ったという描写が出演者の衣装以外では描写されていないので、どんでん返しが活きない。講評でも言わせてもらったが、チープでもいいから何か美術的変化があった方が良かったと思う。実は演劇部が用意したものなのだからリアリティが薄くても許される。要は場所が変わったと思わせる描写が必要なのだ。素舞台に照明変化だけでは心もとない。あと演出家がADという謎の役柄で客席からチャチャを入れるが、それだけのポジションに収まっていたのは勿体ない。実は演劇部の芝居だったんです、の更に先のどんでん返しに使えたと思うのだが。あと、リアルタイムで流れているアニソンをそのまま使うのは安易すぎる。ドラゴンクエストのテーマはRPGの定番だから許されるが、進撃の巨人のOPはダメ。自ら観客の集中力を割いてくださいと言ってるようなものだ。選曲も作品作りの重要な要素なんです。


大谷高校『若葉夢』 

最初に断っておくが、この作品に関してはゲネプロを拝見させてもらったので、あまり細かい感想は控えさせてもらう。高校のサーカス部のみんなが、唯一曲芸ができる部員が不在の中ショーをする、という内容だ。全体としてはゲネプロとはいえ、クオリティが高い。 ピエロ達の衣装とメイクもしっかりしていて、作品の世界観にすんなり入ることができた。ショーも仕掛けやアンサンブルも出来が良い。はっきり言って他校とワンランク高い作品を提供している。ただ、僕が気になったのは、そのクオリティの高さだ。最後まで見終えてどうもすっきりしない。別にテーマがどうのこうの言うつもりはない。気になったのは、設定として「曲芸できない自分達ではサーカス部として成立しないから、エリカを探そう」だったはずだ。しかし、実際目の前で高校の部活としては十分ショーとして成立しているという矛盾だ。比較対象がプロのサーカスなら勿論全然ダメなんだろうが、高校生レベルだったら、正直ここまでやれば十分「よくやった」である。一生懸命クオリティを高めた結果、作品の設定を壊してしまっているのだ。これは如何なものかと思う。作品を創っていく過程でどうして気付かなかったのか?演出を場当たり的にやっている印象を受けてしまった。基本的な設定は大事にしないと観客の混乱を招きかねない。もしかしたら、高校の部活ではなく、地方の経営が傾いたサーカス団という設定だったら気にならなかったのかもしれない。


堺西高校『純喫茶』

 昔ながらの喫茶店で起こるちょっと不思議な物語をオムニバス仕立てで見せる。客入れ時からマスターがいて客がいて、これから始まる喫茶店でどんな物語が始まるのか期待感が高まる。マスターも客も緊張して、こそこそしているのが気になる。もっと自然体にしていればいいのに(まあ、これは難しいかもしれないが)と思う。芝居も自然なトーンで進んでいくのだから、喉が乾いたら自分でコーヒー淹れて飲んでもいいだろうし、トイレに席を立ってもいいだろうし、そうした方が逆に観客も気が抜けるというものだ。芝居はとても作品に真摯に向き合っているのが分かる。丁寧に芝居を積み上げていこうとしている。なので、余計に細かい粗が気になる。例えば、第1話のカップルの会話のネタばらしあたりの女性の反応が唐突だ。徐々に真相に気がついていく変化が丁寧に出せていたらもっと盛り上がっていた。第2話のクイズ出すくだりも、唐突に芝居チックになるので観ていてギョっとする。それまで日常の芝居なのに「なんで?」って思う。第4話の見えない妻とマスターのやりとりも会話になっていないのだが、聞いていて会話しているような雰囲気を出せていれば作品に深みが出る。ひとつひとつの会話の積み重ねが物語を紡いでいくような作品は、ちょっとした気持ちのすれ違いが命とりになるので気をつけましょう。 


千里高校『マブイ’13』 

1970年代の日本を舞台にした作品。沖縄返還やら安保やらが一つキーワードになってくるのだが、過去を扱う作品は時代考証というのを丁寧に表現する必要がある。衣装や小道具などは特に気を使う必要がある。当時の人達を表現するのに分かりやすい記号でもあるのだが、そこがおろそかになってしまっている。あと選曲も今時の楽曲っぽい。作品を観ようと思っても、見た目が嘘では感情移入しにくいものがある。香ヶ丘リベルテ高校でも書かせてもらったが、作品選びの段階で実現可能か不可能か、もう少し丁寧に検証する必要がある。 いくら演技で頑張っても限界があるのだ。特に微妙な時代設定だと知らない人は知らないだろうが、知っている人は知っている。少なくとも、今の時代にその記憶がある人がいるのだから、そして演劇というものは不特定多数の人が観ることを前提に創るものだから、そういったことも考慮して細心の配慮をする必要がある。


大阪産業大学附属高等学校『ノッキン・オン・どこでもドア』 

ドラえもんの秘密道具ネタという使い古された設定を、自分達なりにアレンジできていてまとまりのよい作品になっている。各キャラクターも出演者の個性を活かせるような配慮もなされている。狂言回しのような役割を作・演出の人が担当しているが、丁寧すぎてテンポが悪い。きっと彼が出ている間、彼を見てくれる人がいなかったように思われる。他の同級生とのやりとりがスピード感ある掛け合いが気持ちよく観れる分、余計に気なってしまった。転換もスマートでスピーディーにしようというのは分かるが、タイミングが合わず少々テンポが悪いのが気になった。前説とカーテンコールがサービス精神たっぷりなのだが、少々やりすぎ感が否めない。ほどほどにしておいた方がよい。



と、以上10校の感想を書きました。
来年も頑張ってください!! 
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ども、お久しぶりです。
オダタクミです。

先日、HPF2013の講評会を終わった。
僕が観劇した高校は全部で10校、そのうち講評したのは8校。
初めての講評ということと時間不足で、少しばかり自分の講評が説明不足だったと思い、改めてここに僕の感想を補足的に書き留めておこうと思う。
そして講評できなかった香ヶ丘リベルテ高校と大谷高校の感想もここに書き記しておく。

今回は前半の5校(関西創価・大阪信愛女学院・清風南海・枚方なぎさ・香ヶ丘リベルテ)について書く。



関西創価高校『なぞとき狂死曲』

まるでミステリィのような密室殺人事件の冒頭で始まるが、すぐにコメディ劇だと分かる。自由奔放は探偵は役には立たず、代わりに助手が事件を解明していく。被害者のヒロインが幽体離脱して現れ、助手とコミュニケーションが取れるので、その時点でこの事件は解決したも同然だ。タイトルには「なぞとき」とあるが、だから実際は家族同士でなぜ殺人に至るかという部分が重要になってくるが、その大事な部分が甘いので全体としてゆるい作品になってしまった。家族を単なるキャラクターとして描くのではなく、もっと人間を描くことができていたら、この作品はもっと魅力的になったかもしれない。「魔法」が使えるという設定も安易に取り入れてしまっているので、物語自体の締りもゆるくなってしまった。演劇という存在が「虚構」という一種の「嘘」で出来ているので、観客にその「嘘」を許容してもらう必要がある。何種類もの質の違うフィクションを重ねるとその「嘘」が観客の許容量を超えて、結果的に冷めてしまう。そのリスクを作家は念頭において作品を創る必要がある。コメディだからといって何をやってもよいわけではない。


大阪信愛女学院『Dear ~「ありがとうを君に」~』

講評会でも述べさせてもらったが、今時の高校生は「死」を身近に感じながら生きているのかとびっくりした。情報社会といわれるようになって随分経つが、その恐ろしさを改めて知ることとなった。新聞部の部室の面々と、そこで昔に自殺した生徒の物語だ。この作品が孕んでいるものは重いのだが、物語自体は緊張感の薄いものになってしまった。理由のひとつは、せっかく作者が「死」に対して向き合おうとしているのに、自分と一番近い存在の新聞部の面々はほとんど幽霊とは絡まない。もうひとつの重要な設定である「施設育ちの子供達」と幽霊との結びつきに固執してしまったからだ。あまりそこは拘らない方が良かったのではないか。新聞部の面々が幽霊に絡まれて、その中で施設育ち少女との繋がりが明らかになっていくという方向の方が緊張感をもてたのではないのだろうか。あと未来からタイムスリップして幽霊が科学的に見える少女が助けにやってくるというのも、いささか場当たり的な気がする。さっきの関西創価でも書いたが、異なるフィクションを一つの作品の中で共存させることは意外と厄介なのだ。


清風南海高校『十七歳の駅』

OGの書いた作品らしい。女子高生の内的世界をシンプルに描けている。無駄に説明がないなだけに演出面では観客に対する配慮が必要になってくる。アンサンブルは非常に美しかったが、現実と妄想の「時間軸」と「空間軸」の提示が甘い。結果として全体としては美しい作品だし何が言いたいかは分かるが、一方で観客を置いてけぼりにするような作品になってしまった。観劇直後は結構刺激的な作品に出会えて感激したのだけど、時間がたって冷静になって思い返すと、直後のドキドキ感が自分でも忘れてしまっている。個々のシーンをもっと丁寧に見せることが出来ていたら、この作品の印象はもっと鮮明になっていたはずである。空間軸の説明を丁寧にする手段のひとつとしては、効果音を使うことである。その場所を示す「音」が聞こえてくるだけで、今どこにいるのかがなんとなく分かる。効果音を適切に使えていない高校が多かった印象が割とあるので、そこを少し丁寧に改善するだけで作品の深みが増す。照明・音響も作品世界を支えているということを忘れないでほしい。


枚方なぎさ高校『監視カメラが忘れたアリア』

鴻上尚史の第三舞台解散後に新たに創った劇団の作品で僕は初見。鴻上尚史らしいテンポある作品だが、照明・音響・映像を駆使した構成なので、のりうちで上演するにはスタッフには荷が重い印象を受けた。俳優は稽古場で散々稽古できるがスタッフはそうはいかないからだ。それが顕著に出てしまった。一つの要因として、キッカケをスタッフ側に委ねてしまっている点が挙げられる。転換で明りが切り替わらないと俳優は動かない。ミスが発生すれば芝居が止まってしまう。大きなミスではなくとも、スタッフが少しキッカケが遅れるだけでその分転換に遅延が発生してしまう。小さな積み重ねが結果的に作品のテンポを致命的に悪くしてしまう。その可能性を演出も俳優も事前に覚悟しておく必要がある。キッカケを役者に渡すことでスタッフの重荷を少しは軽くしてあげることができる。あと少し気になったのだが、主人公の俳優が、まあ一年生だということで仕方ないと思うが、自分が自信のある台詞、もしくは好きな台詞のときだけ声量が上がるという初心者特有の分かりやすい芝居をしていた。これは、早いうちに矯正しておいた方がいいので、ここに記しておく。舞台装置はデザイン面と機能面を兼ね備えた素晴らしい出来栄えだった。この装置は作品世界を立派に支えていた。


香ヶ丘リベルテ高校『裸樹』

観終わった後のやるせない感が一番大きかった。小説も基に脚本が書かれている。過去にいじめの経験のある主人公が、軽音部に入り音楽を通して仲間との絆を深めるといったストーリーだ。舞台で生で演奏する。芝居のラストでバンドが生演奏するのが最大の見せ場になっている。なのに、ベースだけ音が鳴らない。主人公が演奏しているのに、だ。アクシデントなら仕方ないとも思えるのだが、そうではない。別に上手い下手が物語に影響を与えるような作りになっていないので、そこは問題ではない。だけど、「音」自体が聞こえないのは大問題だ。そこまでの演技も結構イイ線いっている。それが最後のクライマックスで積み上げた全てが台無しになってしまう。そういう意味では、これは最初の作品選びの段階で失敗していると言っていい。脚本段階で実現可能か不可能か事前に分かっていたはずだ。楽器も揃えて、そこそこ弾けるように練習もしている。そこまで出来ていながら、最後の一番大事な部分のツメが致命的に甘く、それが作品全体をダメにしてしまった。安易に「やりたい」という気持ちだけでは作品は完成しない。本当に勿体ないと、心底思った。







 
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はい、どうも皆さん。
光永です。
絶賛ポテ禁中の光永です。

ランダムの公演まであと二週間となり、空調のある公共の稽古場での稽古が増えてきております。

これまで、空調は扇風機と自然の風のみ、オデコに冷却シート張っても汗で剥がれてイラッとしながらも暑さをしのいだ稽古場とは違って、まあ、涼しい♪
そして虫刺されもない!!
う~ん、快適☆


…なんだけどね…



あの暑い稽古場で稽古をして2ヶ月、体は完全にそこに順応していたようで…


寒いんですのよ、空調がッ!


初めての公共の稽古場での稽古の日に通し稽古をしたんですけど、自分の出ていないシーンを見ていたら寒くてね。軽く鳥肌立っちゃった(笑)

まあ今日は通常稽古だったんですが、そんなに寒くなかったです。
快適な温度で頭が冴えて良かったです。
やっぱり動くと暑いからね。
空調って偉大だわ。

しかし、まだあの暑い稽古場での稽古はあるんで、ここでの快適な稽古場に体が慣れてしまったら…と思うと怖いですがね、ハハッ…。


そんな、ランダムエンカウントの公演はまだまだ残暑厳しいであろう9月7日、8日!

宜しければ是非お越しください♪

公演概要はこちらでございます(о´∀`о)
↓↓↓
ーーーーー☆ーーーーー
Ramdom Encount vol.18
「Garden」
作・演出/周防夏目
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9/7(土)15時・19時
8(日)12時・16時
※受付は開演45分前・開場は30分前です。

場所:千日前トリイホール
(大阪市中央区千日前1-7-11 上方ビル4階 06-6211-2506)

料金:前売2000円/当日2500円

【ストーリー】
彼女に初めて逢ったのは月明かりの下。
不眠症に悩む僕の前に現れた、彼女。
次に出会ったのは花の中。
色鮮やかに咲き乱れる花の中で、彼女は言った。
「わたし、ひとを、ころしたのよ」

山奥に隔離された精神病院の中庭で
夜な夜な行われる庭師と女性の密会。
それはランダムエンカウントが贈る「罪と罰」の物語。

出演
藤田愛子 光永陽子
若木志帆 小林浩司(劇団黒豚農場)
森山瑛美子(好きこそMonono.Q)小嶋カオリ
花田圭 宮城ゆうじ
小出太一

チケット予約・問合せ
http://www9.ocn.ne.jp/~random/(ランダム稽古場ブログあります♪)
ーーーーー☆ーーーーー

チケットご希望の方は、劇団HPのチケット予約フォームにて承っております。
備考欄に「カラ/フル ブログ 見ました」と記載頂ければ前売価額にてご観劇頂けます!!

ランダムも、カラ/フルも、見せ方は違えど根本は同じ芝居をやっております(と、私は思うんですが)。
カラ/フルとはまた違った私を是非見に来てください♪


以上、何気に宣伝しまくった光永でした♪
ヽ(´▽`)/
mixiチェック

この数日で、カバンとサンダルが壊れてしまい、思わぬ出費に笑けてきた三品です。

それでなくても今週は、勉強のために東京に行くというのに、なんてことでしょう


さてさて、最近色々ありすぎて、かなり睡眠不足が続いております。
口内炎ができては治り、また別のところにできては治りを繰返し、挙げ句の果てには3つ同時にできるということになってしまい、流石に自分に優しくなかったなと、反省している今日この頃です。

目指している試験が来月初旬にあるので、体を壊しては何してたのやら分からんことになってしまうので、体調管理にも気を配りたいと思います。

そんな訳で、週末は色々サボりました

お陰様で、かなり復活しましたよ!

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↑↑コチラにも頼らせて頂きました。

ありがとうございますm(__)m
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